風邪と歌のはじまり

金曜日に風邪をひきかけたので、慌てて風邪薬を飲んだら すっかり治った。やっぱり風邪薬は、ひきはじめに飲むとよいみたい。 年に一度は、寝込むようなひどい風邪をひく。 去年の12月には、本当にひどいめにあった。 救急車を呼んだくらいだ。 といっても、子供のために呼んだのだけど、私もうつったらしく 高熱を出して寝込んでいた子供の隣で、やはり高熱を出してうな っていた。 突然、子供の様子がおかしくなった。 意味不明の言葉を発し、笑い出すのだ。 てっきり頭にきたと思って、大慌ててで、救急車を呼んだ。 救急車が着いた頃には、かなり落ち着きを取り戻していたけれど 付き添いで救急車に乗り込んだ私の具合の方が悪化していた。 「大丈夫ですか? おかあさん?」 病院に着いた時には、ふらふらで、救急隊員の人に抱えてもらって診察室に入った。 母子ともに点滴をしてもらったら、かなりよくなった。 点滴ってすごいなあ。 そういえば、作者は忘れてしまったけれど、 こういう歌を思い出した。

点滴がぽつんと落ちてゆくたびに命はうすくひきのばされる

いい歌だ。とある短歌雑誌で「特選」に選ばれていた歌だ。 あと、こんなのもあった。

ホルマリンに浸かりし脳の断片は遠い記憶の海を見ている

すごいなあ。世の中にはすごい歌を詠む人がいるのだなあ といたく感心して、 自分も詠んでみたくなった。 それが私が歌をはじめたきっかけだ。